溝の口で症状の改善を実感するなら杏の樹鍼灸院へ

杏の樹鍼灸治療院


顔面神経麻痺について 

sick_kao_yugamu.png顔面神経麻痺は、ある朝起きたら顔の片側が腫れぼったいような感じがして、目が閉じられない、口をゆすぐことができないなどの症状がみられます。

顔面神経麻痺は、原因によっていくつかに分類されますが、代表的なものに”ベル麻痺”、”ハント症候群”があります。






961673.jpg顔にはたくさんの筋肉があって、それらの動きによって目をつぶったり、口をすぼめたり、ほほを引き上げたりその他色々な表情を作っています。

表情を作るために、脳からの指令を筋肉に伝えているのが顔面神経です。顔面神経は、脳から枝分かれして顔の表情を作る筋肉を動かす神経で、麻痺すると上の画のように麻痺側では表情を作ることができなくなってしまいます。

ベル麻痺

顔面神経麻痺で最も多く、60%〜70%を占めるのがベル麻痺です。はっきりとした原因はわかっていませんが、ストレスが主な原因として考えられています。

他には、単純ヘルペスウィルスの再活性化、顔面神経が骨の通り路を抜ける途中で腫れたために圧迫されて、冷えによる循環不全なども原因として考えられています。

顔面神経は、他にも味覚などにも関係していて、この神経が麻痺してしまうと、その関係しているところがうまく働かなくなります。麻痺は、神経が通り路のどの場所で障害されているかによって症状の重さが変わり、脳に近いほど重くなります。

こちらは、ベル麻痺の後遺症でよく見られるもので、下の項目ほど脳に近い部位の障害による症状です。
  1. 麻痺している側の筋肉が動かないので、額にしわを寄せることができなくなります。その他にも、ホウレイ線が浅くなる、目をつぶることができない、口の端が下がるなど。
  2. 顔面神経は味覚にも関係しているので、味覚に障害が出たり、唾液が出にくくなったりする。
  3. 顔面神経は、脳から枝分かれした後耳の奥を通って顔に延びるので、聴覚に障害が出る。
  4. 涙が出にくくなる。

ラムゼイハント症候群

ハント症候群という略称で呼ばれることが多いこの症状は、顔面神経麻痺の中ではベル麻痺の次に多く、全体の10%〜15%くらいになります。耳の周りに感染した帯状疱疹の後遺症で、症状はまず、耳の痛みや、耳たぶ、外耳道に疱疹が現れ、聴神経が侵されると難聴になることもあります。

顔面麻痺は2、3日遅れて現れます。顔面の麻痺はベル麻痺より重く、他の症状が消えた後も長く残ることがあり、4〜6ヶ月全く動かないこともあります。

顔面神経は脳から枝分かれした後、左右の耳の奥を通って顔に延びるので、治療の際は耳鼻咽喉科を受診します。末梢神経の編成は、10日くらいで終了してしまいます。障害の範囲や程度によっても違ってきますが、2週間以上経つと後遺症を残す確率が高くなりますから、早めに治療を始めることが必要です。

顔面神経麻痺でみられる主な後遺症

  1. 神経が再生するときに違う神経とつながってしまうことがあり、そのせいで目を動かすと口が一緒に動いてしまうなどの共同運動といわれる症状が現れる。
  2. 1と同じ理由で、食事中に涙が出る。
  3. 顔のケイレンや、こわばって左右対称にならなくなる。
  4. 耳鳴りがするなどの聴覚の異常。

顔面神経麻痺の鍼灸治療

顔面神経麻痺は、中医学では口顔歪斜といって顔を栄養する経絡(気の通り路)に邪気が入り込んだために、気血の流れが詰まってしまい栄養できなくなって起こるとされています。

顔面神経麻痺に限らず、神経が麻痺している状態というのは、長時間正座をした後に足がシビレるのと同じような状態です。長い時間血液の流れが悪い状態が続いたせいで、神経が働かなくなっています。足のシビレはしばらく経つと自然になくなりますが、顔面神経麻痺ではなくならずにいつまでも残ってしまいます。

杏の樹鍼灸治療院の鍼治療は、戻らなくなってしまった顔への気血の流れを、ツボに刺激を与えて改善を図ります。顔面神経麻痺は、鍼灸の適応疾患の中でも特に効果が認められている疾患です。後遺症を残さないためにも早めに治療を始めることをお勧めします。また、現在病院等で治療を受けられている方で、思うような効果が得られないという方も、鍼灸治療を併用することで回復が早くなる場合があります。

顔にあるツボ

461167.jpg顔には、たくさんのツボがあります。顔に鍼を打つのは、「ちょっと怖い」と思うかもしれませんが、顔のマヒを治療するには、この中のツボも使わなければなりません。といっても、ここに出ているすべてのツボに鍼を打つわけではないので、安心してください。

このまま顔がマヒしたままになるより、少しの間だけ怖いのを我慢したほうがいいと思いませんか?

鍼灸治療で使う鍼には色々な太さがあって、鍼を打つ場所や症状によって使い分けています。杏の樹鍼灸治療院では、顔に打つ鍼は美容に使う鍼の次に細い鍼を使っていますから、痛みはそれほど感じません。

杏の樹鍼灸治療院のご案内

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